陽気なエジプシャン


 アクラム!
現地ガイドのアクラムさんです。とってもいい人でした。
彼は日本語が上手なだけでなく、日本語で果敢にギャグ(基本的にはダジャレ)をとばしてくる陽気なエジプシャンです。
例えば暑い中で日影に集合するときは、「ヒカゲに来てくださーい。トカゲはいないでーす。」とかね。
基本的には寒いギャグなんですが、自分が逆の立場でアラブ語でギャグを言えるかって考えると、すごいですよね。
何度も「ヒカゲ、トカゲ」って言うので、つまんないぞって指摘してあげると、「ウケるまでくりかえすのです。」って。返しもイケルね。
アクラムさんが「近くによってくださーい!」と集合かけたときに、俺はボケてやろうと思って体がくっつくぐらいに近くによりました。
すると彼は一歩近づいた上で、「近すぎまーす!」って。これはもう完全にノリツッコミです。
ノリツッコミまであやつるアクラム氏。やっぱただものではない。
俺は見れなかったけど、奥さんとってもきれいな人だそうです。
 ファルーカのキャプテン
この人たちは、ナイル川で乗ったファルーカ(帆船)のヌビア人キャプテン(船長)です。行きが"1号"で、帰りが"2号"と命名。
船上での歌って踊ってダンスィングはキャプテンが仕切ります。
1号がヌビアンミュージックで使うタイコを船内で順番に見てたとき、俺の番がきたのでタイコをたたいて歌ってやったらイヤな顔をされました。
歌って踊ってダンスィングも曲が終わったら、ムスッとして船長の仕事に戻ります。陽気にふるまってるのもあくまで仕事なんですね。
それにくらべて2号は根っからの陽気なエジプシャン。
こっちのほうは船に乗ってるあいだ中、ずっと歌ってました。感じ良かったなー。
2号のおやじは、NHKのカメラマンとして日本で働いてたとのこと。しきりに自慢してたけど、知らなくてごめんね。
 ルクソールのコバンザメ
ツアーのコースに入ってるガラス細工屋の隣で、コバンザメ商法でおみやげ屋を営むインチキおやじ。
外でタバコ吸ってたら、ニセモノパピルス(バナナの皮製)を俺に売りつけようとよってきました。
買う気はもちろんないのですが、暇だったので適当に相手してるうちに日本語を教えることに。まだ元気だったファラオも参加して、2人でレッスン開始。
最初は「タカクナーイ」「ダイジョーウブ」「ノーボッタクリ」などまじめに教えてました。日本語を覚えるのが早いので、ステップアップに男性器の日本語表現についてストレートに教えてあげると、一気に仲良しに。
そこで、どうやったらニセパピルスを日本人に売れるかを3人で考えることになりました。
パピルスの絵を"JapaneeseFamousSinger山上拓也(スパニッシュ)"だと言えば日本人が食いつくと、嘘を教えちゃった。
"ヤマターク(山拓)♪ヤマターク♪"と肩をならべて、3人で大合唱。もうノリノリ。日本人観光客は、マル無視。
ごめんねインチキおやじ。嘘だよーん!有名なのはキムタクです。
 ガソリン不要の車
ルクソールで乗ったタクシーでの出来事。
若いタクシードライバーでしたがこの人も陽気な人でしたね。「オレの車はプジョーだぜえ。いいだろー。」とさんざん自慢してました。
車道を堂々と走っているロバの馬車を指差して、「100年もすれば世界の石油はなくなる。そうなったら世界中がロバの馬車をエジプトに買いにくるぜ!」って。
うーん深いことをおっしゃる。
我々が降りた後に、ツアーでいっしょだったナース夫妻が偶然乗り込んだそうです。そしたら5分もたたないうちにガス欠で止まっちゃったそうな。。。(兄貴の車に迎えに来てもらって事なきをえたそうですが。)
あんた、100年後の石油事情の心配よりも、10分後の自分の車の心配したほうがいいんじゃない?

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