旅行記


 1日目

【2004/09/15】【2004/09/16】
 成田→カイロ
 カタラクトピラミッドリゾート泊
<カイロ市内観光>
 カイロ考古学博物館
 モハメドアリモスク
 ハンハリーリバザール
 カタラクトピラミッドリゾート泊
たまたま会社の後輩2人(スパニシュとファラオ)がエジプト行きを検討していたのに便乗した俺。
5年前に切れていたパスポートの更新もギリギリこなし、ファラオに立替させていた旅行代金も前日に振り込み、仕事のことは忘れ去っていよいよ出発!成田を飛び立ったのはPM15:30。
タバコをたくさん吸いだめた後、13時間のフライトは本を3冊読破してすごして、人生初のイスラム圏エジプトに来ちゃいました。到着したのは夜中なので、この日はホテルで寝ただけです。
当初の予定では、1日目からピラミッドでしたが、クフ王のピラミッドの中に入るには早朝の出発になるので、カイロ市内観光に変更になりました。うーんじらされるのね。
カイロ博物館では、日本だと2、3個で"大エジプト展"とかやってそうな貴重な物がゴロゴロ無造作に置かれてて、さすがエジプトと感心。
お昼を食べた所からピラミッドを遠景でチラ見することができて、早くもプチ感動。近くで見るのは1週間後までおあずけです。
午後にはモスクいったり、ハンハリーリ(RPGに出てきそうなボッタクリ大お土産屋街)にいったり。
ハンハリーリではうわさにたがわず日本人女性にスケベな若いエジプシャンに、添乗員のAさんがからまれてました。イスラム教徒なので国内の女性には結婚するまでちょっかいだせないそうです。「うーん異文化。日本男児でよかった。」と感心してたら、Aさんに「感心してないで、助けてよ!」と。おっしゃるとおりです。水タバコ吸いながら「ごめんねーん。」
ホテルに戻ってプールがあったので、スパニッシュと行きました。筋肉バカの彼は、トークもなく黙々とひたすら泳いでいるので、つまんなくなって部屋に戻って休むことに。
だって明日のモーニングコールはAM2:00なんだもーん。はえぇぇーー!

 2日目

【2004/09/17】
 カイロ→アスワン→アブシンベル
<アブシンベル観光>
 アブシンベル大神殿・小神殿
 アブシンベル→アスワン
<アスワン観光>
 アスワンハイダム
 イシス神殿
 ファルーカ遊覧
 イシスアイランド泊
早起きしてカイロ空港へ。カイロ→アスワン→アブシンベルと2本乗り継ぎます。
小高い山のような所の裏にまわると、ドドーンとラムセス像が4体。知ってる。知ってる。ついにイメージしていたエジプトに来ました。奈良の大仏のほうがでかいんだろうけど、なんかこっちの方がかっこいいんですよね。アスワンハイダムに沈むところを引き上げてもらてって良かったね。ナイス!ナセル。
その後は飛行機でアスワンに戻り、アスワンハイダムに行きました。このダムが決壊すると、17時間でカイロは水没するそうです。すごいもん造りましたね。ためてる水(ナセル湖)の量はすごいんだけど、ダム自体はあふれ出る瀑布みたいなのはなく、結構シケシケ。
その後は船に乗ってナイル川に浮かぶ島にあるイシス神殿へ。他の観光客もいなく、すごく静かでいい所です。水と空に浮かぶ石の神殿。絵になるなあ。壁も柱も天井もヒエログリフ(絵文字)で耳なし芳一状態。すごいですよ。集合時間にガイドさんと添乗員さんがシャーベット食ってて、プチ遅刻。あわてて合流。おちゃめな2人です。
ホテルもナイル川に浮かぶ島にあります。ホテルに行くにはファルーカ(帆船)に乗って行きます。船上では皆でヌビアンフォークダンス。船の中で、回って回ってダンスィング。
ホテルのプールではアラブの男の子2人と我々3人でボール遊び。アラブの子供ってかわいいんだよねー。マイケルジャ○ソンの気持ちがわかる気がします。ファオッ!危ない。危ない。
夕食後は賭けビリヤードで盛りあがった後、心地よく就寝。今日は1日長かったなあー。

 3日目

【2004/09/18】
 アスワン→ルクソール
<ナイル川東岸観光>
 カルナック神殿
 ルクソール神殿
 カルナック神殿・音と光のショー
 ヒルトン泊
本日はアスワンを去ってルクソールへ。ホテル(ナイル川の島の上にある)からまた歌って踊るファルーカ(行きとは違う歌)に乗って空港に。
飛行機ではトイレの横に座っていたのですが、朝イチということもあり、トイレ待ちの列で大渋滞。皆、鬼気せまってます。40分ぐらいしかフライト時間しかないので、1/3ほどはトイレに行けず。ドイツ人らしきおばちゃんが、「私、もらすわよー!!」って感じでスチュワーデスにキレてました。うーんこわい。
ルクソールに着いて行ったのがカルナック神殿。ヒツジの像の列が、出迎えてくれます。昔はルクソール神殿まで3kmもヒツジの像がつながっていたそうです。残っていたら壮観だったでしょうに。ちょっと残念。カルナック神殿では、巨大な列柱やオベリスクが見事でした。ただ日なたはスゲー暑いので、日かげを探しながらの移動です。
次いでルクソール神殿へ。こちらはカルナック神殿よりスケールが小さいので、見る順番は逆の方が良かったかな。実は黙っていたけど、このころの俺は、ちょとヒエログリフに食傷気味。うーん俺ってあきっぽい。
この後にガラス細工屋に寄ったのですが、買い物に興味のない俺は、この店の隣でコバンザメ商売やってるインチキおみやげ屋のおやじをからかって遊んでました。面白いおっさんだったので後述。
エジプト定食(毎日同じものが出てきます)にあきてた我々3人は、海外旅行者としてのプライイドもなく日本食(鉄板焼き)へ。
ステラビール(エジプト産のうすーいビール)で乾きを癒し、いざカルナック神殿音と光のショーへ。ワァオ!つまんなーい。野外ステージの席で、マジ寝してしまいました。
ホテルはナイルビューだったのですが、ナイル川でエジプト人が宴会やってるらしくアラビアンミュージックがうるさく、なかなか眠れず。何か今日の俺はグダグダな一日でした。

 4日目

【2004/09/19】
<ナイル川西岸観光>
 メムノンの巨像
 ハボー神殿
 王家の谷
 ルクソール→カイロ
 エルゲゼシェラトン泊
ファラオがダウン。昨日まで添乗員さんに、女狐と言い間違えてメスブタと暴言(どっちもヒドイけど)はくぐらい元気だったのに。早朝から強烈な腹痛に襲われてて、トイレとベッドの往復です。彼は日本でもベストパジャミストに選ばれるぐらいのパジャマと病気が似合う男なのですが、やっぱりやっちゃいましたね。
友情に厚いスパニッシュと俺は、自由行動の午前中は寝てすごし、午後からはあっさり予定どおり行動。骨はひろってやるぞ!ファラオ。
ファラオを捨てて向かった先はハポー神殿。名前は知らなかったなあ。何年か前に観光客に銃の乱射事件があった場所ですね。
旅の無事を祈りつつ、電気バスに乗って近くまで行きます。中があるのかと思ったら柱だけでした。遠くから見てたほうが雰囲気があっていいですね。
次に行ったのは王家の谷。目立つピラミッドに副葬品を入れているとすぐ盗まれちゃうので、王家の谷の地下に墓を隠すようになったそうです。けどファラオたちは寂しがり屋さんなのか、みんな近くに墓を作ったので、ほとんど盗まれてしまいました。なんかまぬけですね。
唯一副葬品が残っていたのがツタンカーメンの墓です。上に他の王の墓が作られたので宝泥棒から発見されなくてすんだそうです。ツタンカーメンの棺(金のかたまり)もそのまま残ってます。すごいですよ。
他のファラオの墓は宝は盗まれていても、壁の絵は地下ってことで鮮やかに残ってます。暑さもホコリっぽさも忘れて感動です。
王家の谷では、日本にいないちっちゃな噛む虫がたくさん襲ってきました。俺は他人よりも二酸化炭素の排出量が多いらしく、たくさん噛まれます。
いったんホテルに戻って、生きたミイラ状態のファラオを拾って夕食へ。同じツアーのU氏が誕生日ってことで、皆でお祝い。誕生日ケーキまで用意されていました。添乗員さん、ナイスな演出ですね。
ファラオもツアーにいたナースさんのおかげで快方に向かい、飛行機でカイロへ。
すごくいいホテルでしたがすぐ就寝。明日はいよいよピラミッドですから!

 5日目

【2004/09/20】
<ギザ観光>
 クフ王のピラミッド
 スフィンクス
 ラクダ騎乗 
<メンフィス他観光>
 野外博物館
 屈折ピラミッド
 赤のピラミッド
 階段ピラミッド
 エルゲゼシェラトン泊
5:30にモーニングコール。俺が寝ぼけて切ってしまって二度寝したため集合時間ギリギリ。クフ王のピラミッドの中に入るには、1日の入場制限があるので早く行かないといけないのです。
そしてついにやってきましたピラミッド。でけー。やっぱ一生に一回は見ないとね。
中にも無事入れました。せまいのあついのなんのって。ピラミッドパワー(ホコリ)をいっぱい吸って自身に注入。
ピラミッドって砂漠の真ん中にあるイメージだったけど、すぐ近くにゴルフ場あったり結構ひらけてるんですよね。次回エジプトに来る機会あればピラミッド吹きおろしのゴルフ場にも行ってみたいな。
3つのピラミッドが一望できるパノラマポイントへ寄った後にスフィンクスを見に行きました。ヒゲと鼻が崩れているのですが、ナポレオンが撃ち落してフランスに持って帰ったそうです。むちゃするなあ。
その後ラクダに乗ったのですが、そこでスカラベ発見。ラクダそっちのけで皆盛り上がってました。
今回は良心的なラクダ乗せ屋でしたが、ボッタクリラクダ乗せ屋は、金を払うまで降ろしてくれないそうです。気をつけましょう。
2番目に大きい(5mくらいで結構ちっちゃい)スフィンクスや倒れたラムセス像を見た後は、ピラミッド祭り。赤のピラミッド、屈折ピラミッド、階段ピラミッド。
この中では屈折ピラミッドが気に入りました。作り始めてからこのままだととんがりすぎちゃうことに気づき、途中で設計変更して半分から上はゆるやかな傾斜にしたそうです。これを造った古代エジプト人って、正確に東西に方位を合わせるよう計算したりすごい技術もってるのに、肝心なところ抜けてたんですね。
ホテルに戻ったらファラオ(大事をとって本日も不参加)が大分復活していました。夕食は彼のために近くのホテルで日本食。味噌ラーメンをたのんだら、味噌汁うどんが出てきました。まあこんなもんか。
夕食後ファラオとともにホテルのカジノへ。エジプト価格で安いかと思ってましたが、金持ちアラブ人相手だそうで普通のレートでした。ガラガラで最初にいた客は俺たち2人のみ。絶対やられるなって気がしましたが、俺がトントンでファラオがプラス135$。ちょっとはいいことあってよかったね。ファラオ。
いよいよ明日はエジプト最後かあーと感傷的になることもなくバク睡。

 6日目

【2004/09/21】
<ギザ観光>
 クフ王のピラミッド
 スフィンクス
 カイロ→成田
いよいよ最終日。ガイドさんに車を出してもらって、ファラオと一緒にクフ王ピラミッドとスフィンクスに行くことに。
エジプトってそういける場所じゃないから、もし見れなかったら寒すぎるよね。ギリギリセーフ。
ガイドさんは大学を出た後会計士をやっていたそうですが、お金にならないので高収入の仕事であるガイドになったそうです。やっぱりエジプトって観光立国なんですね。また彼の年齢が34だって聞いてびっくり。50前ぐらいに思ってました。ごめんね。
スフィンクスを見た後は、おみやげ屋さんに。スパニッシュは筋肉バカなキャラに似合わずお買い物大好きなので、待ってるあいだ暇暇。
店員とアラビア語対日本語で下ネタ対決。メモまで持ち出して勉強熱心な奴でした。やっぱ下ネタは万国共通ですね。
お昼はカイロ市内でコシャリ(米と豆とマカロニにミートソースをかけたエジプトのファーストフード)と肉をはさんだサンドイッチをテイクアウトしてホテルで食べました。これがどっちも安くてうまい。ホテルの食事なんかよりも。
やっとエジプトでうまいものに出会ったけど、もう最後の食事なんだよね。
午後にはカイロ空港へ。親切なガイドさんに別れを告げ、楽しかったエジプトにもいよいよお別れです。
帰りの飛行機はすいていたので、3席使って横になって寝まくり。あっという間に成田空港。
仲良くなったツアーの皆や添乗員さんとも、しばしお別れ。きっとまた会おうねー!
♪さよなーら!さよなーら!オーラレイレッ!オーラレイレッ!♪(ヌビアンソング)


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